2020年4月22日

平成30年度下期助成課題成果報告会について

 2020年4月22日に予定していた平成30年度下期助成課題成果報告会の開催を中止しました。

 当財団では、大学、研究機関、公益的な調査研究団体等に所属する研究者・技術者を対象として、科学技術に関する政策の立案・推進、社会経済との関連、コミュニケーション、人材育成、発展動向等に関する調査研究を助成する「科学技術調査研究助成」事業を行っています。

 募集は年に2回、上期と下期に分けて行われ、通常は、上期採択課題は4月から年度末まで、下期採択課題は10月から次年度の9月末までの間に調査研究が行われます。 成果報告会は、1年間の調査研究を終えた半年後に、調査研究を行った方々にその成果の概要を発表して頂き、成果を普及する場となります。

 平成30年度下期採択課題の成果報告会は令和2年4月22日(水)午後に千代田区にて開催を予定していましたが、コロナウイルスをとりまく状況にかんがみ開催を中止いたしました。

 該当する期に助成を受けたすべての課題について発表を行うことを原則としており、今回は表に示す17テーマについて発表予定でした。今期の発表会に係る課題の成果の概要は、従来と同様に、当財団のホームページでご覧いただけます。


成果報告会で報告を予定していた科学技術調査研究助成課題
(平成30年度下期:発表順)

課題名 発表者氏名
(申請者)
所属組織名
(申請時)
エビデンスに基づく政策立案に関する創造的方法論に関する調査研究 小林 信一 (公社)日本工学アカデミー
「科学技術交流のHUB拠点の構築と人材交流倍増」に関する研究 並木 徹 (一社)技術同友会
学際研究を維持発展できる研究者がもつ「文化」と「意識」の調査研究 天野 麻穂 北海道大学
研究者倫理教育における倫理的判断力の測定と効果的な教育方法の探索 野内 玲 信州大学
大学教育と実務のギャップ解消を目指す機械工学実習型教育刷新のための調査研究 原 進 名古屋大学
エネルギー教育プログラムの社会実装-高専教育課程及び社会人討議への応用- 栁下 正治 (一社)環境政策対話研究所
わが国の原子力分野人材確保策の現状と課題および課題解決の方向に関する調査研究 宮下 永 (公財)未来工学研究所
支払手段の電子化イノベーションに関する調査研究 小野 昌之 (一社)科学技術と経済の会
デジタルものづくりの新しい手法を活かした中堅・中小企業の取り組みに関する調査研究 朴木 秀明 (一社)新技術協会
ICTイノベーション創出に向けた地域の中小企業へのAI・IoT技術の実装のための調査 小澤 昌之 (公財)全日本地域研究交流協会
精密農業を支えるスマートマテリアル・システム技術に関する調査 羽田 肇
(渡邊雄二郎)
(一社)未踏科学技術協会
アジア地域における宇宙技術を用いた海洋観測実態と非政府監視ツールの活用可能性調査 小林 功典 (一財)日本宇宙フォーラム
低温排熱を対象とした熱電発電技術の将来ポテンシャルに関する調査研究 木下 裕介 東京大学
環境発電を利用した防災減災用センサーの実現可能性に関する調査研究 桑折 仁 工学院大学
生体試料構造解析のためのクライオ電子顕微鏡法の現況と将来展望に関する調査研究 光岡 薫 (NPO)綜合画像研究支援
ICTの発達等の環境の変化に対応した障害者就労を実現する農福連携に関する調査研究 作田 竜一 宮城大学
震災復興事業から見た産学官連携システムの事例研究 ~三陸・釜石地域を中心に~ 佐藤 暢 高知工科大学